SRPに使用する主な薬剤レチノイン酸 (オールトランス型レチノイン酸)ハイドロキノンアメリカ食品医薬品局(FDA)に、ニキビ治療と光老化治療の用途で承認されている医薬品です。表皮の深部を活性化し、新しい細胞の再生を促す働きがあります。表皮細胞は上(表面)へと押し上げられ、そのときにメラニン色素も一緒に持って上がり、やがて皮膚の外側へと排出されます。また、皮脂の分泌を抑え、角質をコンパクトな状態に(正常な厚みに)戻す働きもあるため、ニキビの改善にもつながります。さらにコラーゲンの産生を促す働きもあるため、長期的には表皮や真皮の厚みが増し、紫外線による皮膚の老化の進行を防ぎ、ハリを取り戻します。※皮膚が乾燥し、かゆみや紅み、角質の落□(皮むけ)、ヒリヒリするなどの一時的な反応があります。継続使用は 2 ヶ月までをおすすめします。メラニンの合成に関わる酵素(チロシナーゼ)を阻害し、メラニンの生成を抑え、加えてメラニンの産生細胞(メラノサイト)そのものを減少させることで、シミを予防します。また、黒色メラニンを淡色化する還元作用も期待できます。レチノイン酸と併用することにより、ターンオーバーを促しメラニンを排出しながら、同時にメラニンを作らせなくしておくことが可能となり、結果メラニン色素の少ないきれいな新しい皮膚に置き換えられます。※稀にかゆみや紅み、ヒリヒリするなどの刺激を感じる場合があります。また、ハイドロキノンを長期に渡って漫然と使用すると、「白斑」のリスクが高まったり、効果が出にくくなることもあります。継続使用は 3 ヶ月までをおすすめします。
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